深夜バイトはきつい?楽?特徴やメリットデメリットを解説

深夜バイト

いつの時代も、時給の高さやアンダーグラウンドな印象から根強い人気のある深夜バイト。実際に働いてみた方からは「深夜バイトは身体を壊すしきつい!」という声もあれば「夜は客が少ないから、ほとんど立っているだけで高時給が稼げる!」といった声まで耳にします。

果たして、本当に深夜バイトはきついのでしょうか?それとも楽なのでしょうか?ここでは深夜バイトの特徴からメリット・デメリット、人気の高い深夜バイトの一例をご紹介します。自分の希望に合いそうか、しっかりとチェックしてみてください。

深夜バイトはきついと思う場合が多い

深夜バイトがきついか楽か、答えは人によって合う合わないがあるので、結局は働いてみないと分からない部分が多いですが、多くの方は「きつい」と思う場合が多いです。その理由としては単純なことですので、紹介いたします。

生活リズムが狂う為

基本的に人間は夜に寝て朝起きて行動をする、という生き物ですので、夜にバイトをするとなれば必然的に生活のリズムが狂うことになります。つまり、普段とは違う生活パターンになってしまうので、睡眠の時間や食事の時間など全てにおいて影響を及ぼし、その結果体調を崩したりする方もいます。

特に睡眠についてが一番きついと思う部分かもしれません。深夜バイトをすることで、朝に寝ることになるのでなかなか寝れない、という状況に陥ってしまうケースもあります。またストレスも深夜バイトをすることで溜まりやすくなるとも言われています。

後述していますが友人や家族との時間が合わない為に、孤立してしまうような形となってしまい友人と遊びに行けなくなる、電話で喋ることが出来なくなる、などが原因でストレスを感じることがあります。

これらの理由により深夜バイトはきつい、と思う方が多いですが、慣れればきついと思うことも少なくなると思われますので、もし深夜バイトをしてみたいと思っているのであれば一度チャレンジしてみてもいいと思いますが、体調を崩すなど、健康面で影響が出てきた場合は深夜バイトを辞めることも考えておきましょう。

また体調面で気にされている方は、深夜バイトでも深夜の1時など、比較的早めの時間で終わるようなバイトがおすすめです。

職場や時間帯できついか楽か差がある

例えば暇な時間が多い方が楽、と思うのであれば立地によってはコンビニの深夜バイトなどが楽、と思うでしょうし混雑して忙しいのが嫌、と思っているのであれば深夜の飲食店などはワンオペとなる場合があり、一気に混んだ場合は忙しくきついと感じる場合もあるでしょう。

また深夜バイトをする時間帯でもきついか楽かは変わってくる可能性があります。勤務する場所によっては深夜の1時が忙しい時間帯だったり、深夜の3時が忙しい時間帯だったりしますので、結局のところ、きついか楽かどうかは一度仕事を体験してみないと分からない部分が多いです。

なので、気になっている深夜バイトがあれば、すぐに辞めてしまっても問題ないので一度応募してみることをお勧めします。

深夜バイトをしたいけど、きついから止めておくべき?

上述の通り、深夜バイトにはたくさんのメリット・デメリットがあります。自分の天職だと感じる人もいれば、数日働いただけでもう深夜は無理だと考える方もおり、結局はきついと受け取るかは人それぞれとなってしまいます。

結局のところどの時間帯にもメリットやデメリットがあるので、自分に合った時間帯、仕事を見つけて働く必要があります。ですので一度チャレンジしてみるのもおすすめですし、やっぱり夕方のバイトにしよう、と思って深夜以外のバイトをするのもいいでしょう。

アルバイトは正社員での就職とは異なり、いざというときには簡単に辞められるのも魅力のひとつです。昼と夜どちらが自分に合うのか、まずは気軽に好きな方から挑戦してみることをおすすめします。また、仕事は基本楽な時があると思わない方が良いです。

暇な時があったら運が良かったくらいでいるのがちょうど良いです。仕事は誰かとの繋がりがあってできるものなので、基本どの時間帯もきついことがあると自覚すべきです。この時間帯は絶対楽なバイトだと思ってやるのは厳禁です。

自分に合った時間帯のバイトをする

バイトをする時は安易に深夜バイトをするよりは自分に合った時間帯でやるのがおすすめです。無理にするのは良くありません。なぜなら、深夜バイトは本来体を休める時間に働くことになるので体調を崩しやすくなるからです。

確かに深夜バイトの方が割増賃金になるので、効率よく稼げると一見良さそうに思えますがそんなことはないです。結局、深夜バイトの方が割増賃金になるのは日中よりも体への負担があるからそれだけ多くの賃金が払われます。

なので、安易に深夜バイトの方が時給が高いからという理由でやるべきではないです。自分が一番健康的に働ける時間帯にバイトをした方が結果的にお得になり、もし無理にバイトをやって体を壊せば医療費もバカにはできないので、深夜バイトより自分に合う時間帯の方が良いです。

深夜バイトとはどの時間帯に働く?

深夜バイトとは、一般的に「夜の22時~早朝5時」を含む夜間の間に働く夜勤バイトのことを指します。これは、上記の夜22時~早朝5時は「深夜手当」と呼ばれる手当が付き、時給などの給料が25%もアップする時間帯であるからです。

深夜バイトのもっとも大きな魅力であろう高時給は、深夜手当によって実現されていますので、基本的にこの時間帯に働く仕事なのだとイメージしておきましょう。

<深夜の手当詳細>

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よく募集している職種

深夜バイトの業種は幅広く、夜通し営業している飲食店やカラオケ店のスタッフ、交通整備や工事現場のスタッフなどさまざまです。求人サイトでは、以下のような職種をよく見かけます。

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  • 交通整備など警備関係
  • 倉庫内での荷物の仕分けなど運送関係
  • 飲食店・カラオケ・ネットカフェなどのスタッフ
  • コンビニ・24時間スーパーなどの店員
  • 24時間対応のコールセンター要員
  • ホスト・キャバクラなど夜のお店のスタッフ

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コミュニケーション能力の求められる接客系の仕事から、スピーディーに黙々と作業をこなせる人間が重宝される仕事まで、昼間のアルバイト同様に多種多様です。単に深夜バイトならなんでも良いのではなく、自分に合った仕事を探す必要があります。

深夜バイトのメリットは魅力的!

時給が高い

深夜バイトの最大のメリットが、時給の高さです。上述の深夜手当と深夜に働ける人材の人手不足により職種を問わず高時給です。最低賃金が上昇している関係もあり、今では夜勤で働くと時給が1000円を切ることはほとんどなく、1500円~といった高時給も珍しくありません。

短時間で高収入を得たい方にとって、有効な選択肢となるでしょう。昼にバイトをした場合の給料と深夜バイトをした給料ではかなり変わってくるので、お金が欲しい気持ちが強い方は深夜バイトの方が合っているかもしれません。

かなり暇な場合もある

立地や客層にも左右されますが深夜のお客さんが少ない場合は、勤務内容が昼間に比べて楽なケースもあります。特にコンビニの深夜バイトは暇、という話を友人などから聞いた人もいるのではないでしょうか。1時間で1人も来なかったというケースも珍しくありません。

もちろん、お客さんがいない時にはいない時用の仕事もありますが、それでも深夜の方が気楽だからと好む方も多いようです。お客さんがいない場合、黙々と作業ができるのも夜勤のメリットとなりそうです。

通勤がしやすい

人通りが少なく道も渋滞していないため、車や自転車での通勤がしやすい点も深夜バイトの魅力です。朝の通勤ラッシュ時にありがちな「本当なら車で15分ほどあれば到着する場所なのに、40分~50分かかる…」といった事態を避けられます。

ただし公共交通機関を使って通勤したい場合は、出勤・退勤のタイミングで電車やバスが走っているのか、時刻表をチェックしておきましょう。地方の場合だと本数が少ない場合も多いので、時間に合ったバイトを選ぶようにしたいですね。

朝が苦手な方に最適

朝に起きなくて良い点も、深夜バイトならではの魅力として挙げられます。人間は自分が元気に活動しやすい時間帯によって「朝型」と「夜型」に大別されるといわれています。これは遺伝子によって決まるもので、自分で選べるものではありません。

つまり、朝起きるのが苦手な方は必ずしも意思が弱いのではなく、本当に「人よりも朝起きるのに向いていない身体」な可能性があるのです。「昔からどうしても朝はつらい…」という方は、深夜バイトに切り替えた方が元気に過ごせるかもしれませんよ。

早朝バイトも可能

自分の体力次第ではありますが、早朝からバイトをすることも出来るのです。早朝バイトも時給が他の時間帯に比べてよくなっている場合が多いので魅力的です。深夜バイトは基本22時から朝の5時までという時間帯が多くなっており、早朝バイトは朝の6時~7時などからスタートします。

例えばダブルワークをしたいと思っている方。深夜バイト終了後に早朝バイトをするということも可能です。ただ、この場合は完全な夜型となってしまうので、かなり体力的にもきついですし体調を崩す恐れもあるので気を付けた方がいいでしょう。

深夜バイトのデメリットとは

体調を崩しやすい

深夜バイトの最大のデメリットが、体調を崩しやすいことです。深夜バイトでは暗くなった時間に目を覚まして出勤し、帰る時には既に太陽が昇っていることも一般的です。日光を浴びて目が覚めた状態で眠りにつく必要があるため、様々な弊害を及ぼします。

ときには不眠に悩まされたり、自律神経が狂ったりしてしまいます。次第に体調を崩し、人によっては、肉体的にも精神的にも難しい状況になる場合も珍しくありません。しかし人によっては何十年も深夜時間に働きながら、健康に過ごしている方もたくさんいらっしゃいます。

自分なりの生活リズムや習慣をつくるなど、健康に過ごすための工夫が必要です。

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本業に影響が出る場合もある

学生など専業ではなく副業として深夜バイトをする場合には、本業の勉強に影響があることも要注目です。「深夜バイトをして、少し寝て、翌日は昼から大学で講義を受ける」このようなサイクルを繰り返していると、どうしても心身に強い負担がかかってしまいます。

だんだんと面倒になって講義に行かなくなり、単位が取れず学校を中退するケースも多いです。また、深夜バイトの場合はすでに高時給を得ていますので「別に学校なんて辞めても…」と考えてしまうのも一因でしょう。本業へ影響を出さずに働けるのか、あらためて検討してみることも大切です。

友人や家族と交流できない

仮に専業で働いたとしても、昼間に眠る生活なので、友人や家族と交流ができないのもデメリットです。特に学生の頃はみんなで遊ぶというのが楽しい時期でもあります。「金曜の夜にみんなで飲みに行く」といった友達同士の集まりにもなかなか参加できず、寂しい思いをするかもしれません。

彼氏彼女をつくりたいと思っても生活が逆転している状態ならば、そもそも会う時間が合わなくなったりして作ることも難しいです。また、家族と同居している場合はお互いに相手が眠っている時間に活動する形になりますので、生活音なども問題となります。

夜ならではのトラブルがきつい

そのほか酔っ払い客から絡まれるなど、夜ならではのトラブルに巻き込まれやすい点もデメリットです。深夜時間帯は昼間と比べて、店内で嘔吐されたり、罵声を浴びせられたりといったトラブルも起こりやすくなります。

自店舗ではお酒を扱っておらずとも、近場に飲食店があればそちらから泥酔客が流れてくる可能性もありますので、あらかじめ客層をチェックしておくことが大切です。

また、深夜は昼間に比べるとどうしても防犯面で不安が残ります。深夜バイトはできるだけ男性のみを雇うという企業も多く、女性の場合は仕事探しに苦労するかもしれません。

深夜で楽?と評判のバイトをピックアップ!

最後に、深夜バイトの中で比較的楽だと評判の仕事をご紹介します。ネット上の評判などで「すごく楽」という発言なども良く見られるバイトなので、気になったものがあればぜひ気軽に試してみてくださいね。

コールセンター

コールセンターも深夜におすすめのバイトです。コールセンターの仕事は、自分から電話をかける架電(かでん)と、かかってきた電話に対応する「受電」の2種類に大きく分類できます。

このうち、つらいという声が多いのは相手から邪険にされやすい架電ですが、深夜バイトは架電なしの受電のみを業務内容としていることがよくあります。深夜帯に営業電話をかけるのは望ましくないためです。

ハキハキと話すなどのスキルは必要ですが、一般的にイメージされているコールセンターのバイトよりも、随分楽に働けますよ。また身だしなみなどにとても緩く、ピアスやネイルはOK、髪型も自由などの職場が多いのもメリットです。

基本電話越しで喋るだけなので対面での接客などが一切不要、ということで身だしなみに緩くなっているのでしょう。

ネットカフェ

初めて深夜バイトに挑戦しようと考えている方におすすめなのが、ネットカフェの店員です。深夜のネットカフェバイトは、接客よりも棚やコミック、床やトイレなど店内の掃除がメインとなります。料理提供などスピードの求められる仕事も減るため、自分のペースで働きやすいのが魅力です。

もちろん、何もしないで済むというわけにはいかないですが、確実に深夜の方が接客の頻度が少なく運が良ければずっと接客をしないで時間だけ過ぎていくこともあります。他、ネットカフェの深夜は確かにお客さんがいますが、お客さんもルーム内でほとんどが寝ている時間帯となっています。

なので、仕事自体が少ないというメリットがあり、かつ深夜なので時給は深夜割増となります。なので、どうしても深夜のバイトをやってできるだけ楽にたくさんお金を稼ぎたいと思うならネットカフェの深夜バイトがおすすめです。

深夜のガソスタ

深夜のガソスタというと想像つくと思いますがその理由は簡単で、まず深夜にガソリンを入れに来る人はまずいないからです。もちろん、ゼロではないですが深夜にガソリンを入れに来る人は明るい時間帯と比べて全然その数が違います。

そのような理由から深夜のガソリンスタンドのバイトは僅かに来るお客さんの動きを見ていれば良いので仕事は楽になります。またお客の数が少ないということはそこで起きる機器のトラブルなどの数も圧倒的に少ないことになります。

さらに最近はセルフのスタンドが増えてきており、深夜の時間帯は外で待機していません。スタンドの中で待機していて、お客さんが来られたら「給油の許可のボタンを押す」だけなので場合によっては何事もなくお客さんと接触しないで済む日もあります。

深夜バイトはきつい?楽?のまとめ

この記事では、深夜バイトがきついといわれる理由をメリット・デメリットからご紹介しました。実際のところ、深夜に限らずどの時間帯にもメリット・デメリットは存在します。もちろん深夜で働く場合のきつさなどもありますが、基本的にどう思うかは人それぞれです。

なのできついかどうかは一度深夜バイトをしてみないと分からない、というのが答えとなります。また深夜だから良い、深夜だから無理というわけではなく、自分に合ったバイトを探すことが大切です。時給がいいので誘惑に負けてバイトをするより、好きな仕事をしてた方がバイトも長続きしやすいのでおすすめです。

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