高校生もそうですが一般の方にまで身近でバイトが出来る場所といえばコンビニです。今となってはコンビニは田舎だろうが都会だろうがどこでも店舗があり日本全国コンビニがない都道府県というのは無いでしょう。そしてそれと比例してバイトの募集も日々大量に募集しています。
しかしコンビニバイトを初めての方、バイト自体が初めての方にとっては面接の流れや採用までどのくらい時間がかかるのか、また面接をスムーズにこなせるように分からないことがあれば事前に対処しておきたいですよね。雇われやすいバイトと言われていますが、面接の印象次第では落とされてしまうことも。
このページではコンビニバイトの応募から面接の流れについて、さらに当日に気をつけたいポイントや知っておくべき特徴までまとめてご紹介します。
コンビニバイトで面接までの流れとは?
まずは、コンビニバイトの面接の流れ(応募から採用まで)から確認していきましょう。コンビニバイトは一般的なバイトと同じで、応募→面接→採用というステップを踏むことで最終的にバイトに就くことができます。特別変わったことなどありません。
初めに募集を探す
最初に行うべきは当たり前かもしれませんがバイトの求人を見つけることです。求人はいろいろな場所で見つけることができます。例えばネット上など一番無難かもしれません。タウンワークなどのバイト募集サイトを使って、自分が無理なく働けそうなコンビニを探しましょう。
時給・勤務時間・通勤時間・業務内容の4点を意識しながら探すのが、後悔しないコツです。さらに普段使っているコンビニなど働きたい店舗が決まっているのであれば、お店にバイト募集の張り紙がないか確認してみましょう。多くの店舗では、求人誌や求人サイトだけでなく張り紙からもバイトを採用しています。
手書きで「アルバイト募集!」と窓ガラスに張っていたりします。広告費を抑えれるので店舗の張り紙というのは大きな役割があり、コンビニもそうですが多くのお店で張り紙による求人募集などをしています。
募集に応募する(面接予約)
働いてみたい求人が見つかったなら、早速、応募して面接の予約を行いましょう。応募は募集要項に書いてある番号への電話が確実ですが、近頃は求人サイトを通じてネットから申し込めることもあります。よって24時間いつでも応募が可能です。
深夜に応募しても失礼ではありませんので、好きな時間に応募しましょう。電話と違い気を遣う必要がありません。電話なら忙しい時間を避けて連絡する、というのが一般的ですがこのような必要もありません。web応募は一番お勧めの応募方法です。
例えばタウンワークには、求人と一緒に「応募画面へ進む」のボタンが用意されており、年齢・生年月日・現在の職業・連絡先(電話番号・メールアドレス)といった情報を入力することで応募できます。また、求人サイトでもコンビニチェーンが運営するサイトがあります。
例えばセブンイレブンの公式アルバイト募集ページからは、電話&Webに加えてLINEからも申し込み可能です。LINEは使っている人が多いので応募のハードルを下げてくれそうですね。もちろん直接電話をかけてもOKですが、この場合は電話する時間帯を気にしてかけましょう。
[sanko href=”https://ptj.sej.co.jp/arbeit/” title=”セブンイレブン アルバイト募集ページ” site=”セブンイレブン採用ページ”]
面接場所へ行く
相手から折り返しの電話を受ける場合も含め、面接日時が確定したなら当日を待ちます。当日は、コンビニ正面の入り口から入店し、レジなどにいる店員に面接希望者だと伝えましょう。もし、店員が接客中であったなら、割り込まず順番を待つのがおすすめです。
店舗によっては正面入り口ではなく、スタッフ用の裏口からの入店を希望されることもあります。こちらは念のため、面接予約時に確認しておけると安心です。また、面接に行く際は履歴書を準備するケースが多いので、こちらも事前に確認しておくといいでしょう。
履歴書が必要なら事前に履歴書を作成してから面接場所へ向かいます。また、履歴書は難しいと思われる方も多いですが、意外と簡単に出来るのでしっかりと書いて準備しておくといいでしょう。
面接を受ける
面接希望者であると伝えた後は、バックヤードや事務所に招かれそこで面接を受けます。決まった面接時間はありませんが、短ければ5分、長くても15分ほどが一般的です。しかし5分とはいっても緊張してしまうので長く感じるものです。
面接のポイントは緊張しないこと。「落ちてもいいか!」というような感じで臨むと緊張もしなくて済みます。なお、面接で大切なことやよく聞かれる質問は、後ほど詳しくご紹介しますので、難しく考えるのではなく気楽に受けるといいでしょう。
後日、連絡を待つ
無事に面接が終わった後は、合否の連絡を待ちます。連絡のタイミングは店舗の方針や求人状況によってまったく異なり、1週間以内に非採用の場合も含めて連絡をしてくれたり「2週間以内に合格の場合のみ連絡します」といわれたり本当にさまざまです。
面接中にその場で採用が決まり「いつからシフトに入れますか?」と聞かれたりする場合もあるのです。気になる場合は、面接中に「合否の連絡は不採用の場合にもいただけますか?」などと、聞いてみるのも良いでしょう。
またコンビニはフランチャイズ店と直営店がありますので、それぞれ面接の厳しさも異なりフランチャイズ店の方が採用されやすいとも言われています。
採用されると勤務開始
その場で採用通知をいただいたり、後日連絡で採用通知をいただいた場合は勤務開始の日程を調整します。面接でシフトなど大体のことを伝えていると思いますので、勤務開始日についてはスムーズに日程が決まることでしょう。
日程が決まったら実際にバイトをするコンビニへ行きます。もちろんこの時は裏口などから店舗に入る場合がほとんどでしょう。店長や従業員の方へ挨拶なども忘れずにしましょう。このような流れで面接を受けます。
コンビニバイトの面接中の流れとは
続いて、コンビニバイトの面接を受けた場合の流れについて解説しますが、基本面接中の流れとしては挨拶から始まります。挨拶は基本中の基本ですので挨拶できない方は採用は厳しいでしょう。面接場所へ行って無言ということはあり得ませんよね。
まずは挨拶をする
店長や面接担当の方へ挨拶をします。まず裏口などから入った場合は「失礼します」と一言いいましょう。次に「本日面接を予定している〇〇と申します」と伝えましょう。その後面接の場所へ案内されると座るのは早いです。まずは立って面接官(店長)が来るのを待ちましょう。
面接官が来た場合、恐らく「座って下さい」との指示があると思いますので、その指示があるまで椅子に座らないようにしましょう。指示されると「失礼します」と一言伝えてから座席に座ることになります。
面接中
面接中は履歴書に書いている内容について受け答えをするかと思います。ココでのポイントになるのは面接官から聞かれたことにはっきりとした口調で明るく答えることが大事になります。もちろん、面接なので中には自分にとって不都合なことを聞かれるかもしれないです。
ですが、そのような場合でもマイナスポイントがあったとしてもそれ以上に自分のセールスポイントになる部分を強調することが大事です。自分がそこに雇われることでどれだけ役に立てるかが大事なので、そこを上手くアピールすることです。
やってはいけないのは受け答えで明らかに面接官に対して悪い心証を与えるような受け答えをすることです。明らかに答えを誤魔化そうとしたり、話をそらしたりしないで聞かれたことに真摯に真面目に答えることが重要です。
面接終了後
面接を終了した後なのだからもう挨拶はしなくても良いと思う人もいるかと思います。ですが、それは間違いで面接が終了した後も挨拶をすることは重要です。なぜなら、面接終了した後でも挨拶をすることでその人間のやる気が面接官に伝わるからです。
面接が終わったからといってすぐに帰ってしまうようでは面接官の心証が悪くなります。実際に無事に面接が終わり、その後座席から立ち上がったタイミングで「本日はお忙しい中、面接をしていただきありがとうございます」など一言伝えるといいでしょう。
その後、出口の扉を開ける前に面接官に一礼をします。面接を受ける側からすれば一刻も早くこの場から立ち去りたいというのがあるかと思いますが、面接終了後にも挨拶をすることでそれだけその会社で働きたいという意欲が一層伝わります。
なので、面接が終わったからといって油断しないで挨拶をしてからその場を去るのが最善の策となります。面接は面接の時間だけがすべてではないということです。
面接中に聞かれる定番の質問はこれ!
コンビニの面接で聞かれそうな定番と思われる質問をご紹介します。質問の回答をあらかじめ考えておけば、落ち着いた状態でスマートに面接をこなせます。特に緊張しがちな方は、ぜひ答えを作ってから面接に挑戦してください。また、以下のページでも詳しく解説していますので、ご参考に。
<面接の詳細>
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志望動機について
履歴書にも記載していると思いますが志望動機は多くの場合、面接開始の合図も兼ねるような形で尋ねられます。コンビニを含むバイトの志望動機では、壮大な理由は必要ありません。「自宅から近く働きやすい」「時給が良い」「コンビニの仕事に興味がある」といった自分の志望動機を素直に伝えましょう。
但し、履歴書に書いた志望動機は覚えておきましょう。例えば「時給が良く稼ぎたいので」という志望動機を書いていたのに面接の時に「志望動機は家から近いので」と変更になるようなことは避けておきたいですね。また、志望動機を書くのに悩む場合は色々なサイトでサンプルなどを用意しているので参考にするといいでしょう。
<志望動機の書き方詳細>
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シフト
どのくらい働けるのか、シフトについても必ず質問されます。たくさん働けるほど採用されやすくなりますが、あまりウソをついてしまうと、採用後に問題となるため要注意です。なるべくお店側の要望に応えます、ということを伝えておくといいでしょう。
おすすめの回答例
「週3回ほど、学校の終わる18時~22時ごろまで働きたいと思っています」
「子どもが学校に行った後、10時~15時ごろまで働きたいです。平日は基本的に毎日出れます」
深夜勤務について
多くのコンビニは24時間営業であり、深夜に働ける人材が不足しています。大学生以上の年齢の場合、22時~5時までの深夜時間帯に働けるかどうかもありがちな質問です。
おすすめの回答例
「時給の上がる深夜をメインに働きたいと考えています!」
「学業に支障が出ないように、日中のみでお願いしたいと考えています」
長期休暇にバイトは可能か?
GWやお正月、夏休みや冬休みなど、長期休暇にシフトに入れるのかも質問されがちです。無理をする必要はありませんが、特別なタイミングにシフトに入ると、同じシフトのスタッフと仲間意識が芽生えやすくなります。「どちらでも良いかも?」という方であれば、出勤してみるのもおすすめです。
おすすめの回答例
「事前にシフトを教えていただけるなら、年末年始等も含めてどのタイミングでも出勤できます!」
「お正月は実家に帰るため難しいのですが、大学が休みの期間はしっかり働けます!」
休みたい期間はいつ?
テスト休みなど、必ず休みタイミングがあるのかも面接で聞かれる内容です。試験前の1週間など、必ず休みたい時期があるなら伝えておきましょう。
おすすめの回答例
「試験前の1週間はお休みをいただければと思っています」
「夏休みなどの子どもの連休中は、シフトを少なめにできればと考えています」
通勤に関連する質問
通勤手段と通勤時間についても質問されるでしょう。手軽であるほど、長く働いてくれるかもと好印象になるため、近場のコンビニに応募するのが採用されるコツです。
おすすめの回答例
「自宅から自転車で10分で来れます!」
「自宅からはJRですが、大学からは徒歩○○分で着きます。定期があるので、交通費はいただかずとも大丈夫です」
いつからシフトに入れる?
採用が確定した後、いつから働けるのかも重要な質問です。自分の希望を伝えましょう。
おすすめの回答例
「採用連絡の翌週から早速働けます!」
「来月の頭から働ければと考えています」
アルバイト経験について
何かアルバイトをされたことはありますか?とバイト経験を尋ねられるケースもありがちです。あれば好印象ですが、なくてもそれだけが原因で不採用にはなりません。
おすすめの回答例
「喫茶店で1年ほど働きました。こちらのコンビニでも接客はしっかりこなします」
「バイト経験はないですが、人と話すのは得意です。お客さまの対応はもちろん、スタッフとのコミュニケーションもしっかり行います」
前のバイトを辞めた理由
バイト経験があると伝えた場合は、なぜそのバイトを辞めたのかもセットで質問されやすいです。嫌な思い出がある場合でも、あまり熱く語らず、事実を淡々と笑顔で話すと採用の確率が上がります。
おすすめの回答例
「ガッツリ働きたかったのですが、あまりシフトに入れず辞めました」
「自分に良くしてくれた店長が転勤になったため、一つの区切りのタイミングかと思い辞めました」
長所・短所
就職活動の面接のように、「あなたの長所と短所は何ですか?」と質問されることもあります。長所も短所もそれほど熱を入れすぎず、スマートに答えるのが採用のコツです。
おすすめの回答例
「子どもの頃から野球部で活動しており、協調性や忍耐力に自信があります。短所は、ついつい何かにのめり込んでしまうことでしょうか」
「よく愛想が良いといわれるので、接客を上手くこなせるかと思います。短所は、時々頑固だといわれます」
人生の中で最も頑張ったこと
長所・短所と同様に聞かれるかもしれないのが「過去に一番頑張ったこと」です。コンビニバイトとまったく関係がなくとも、自分が頑張ったと思えることを伝えて問題ありません。その場で答えるのは少し難しいため、事前に回答を準備しておきましょう。
おすすめの回答例
「高校3年生の時に、漢検の準1級を一生懸命勉強して取りました!」
「今回の大学受験の勉強は、人生で一番頑張ったといえるほど頑張りました」
こちらからの質問
面接の終わりには「最後に何か聞きたいことはありますか?」と逆質問があります。気になっていることがあるなら、遠慮せず質問してみましょう。特に、時給・交通費・廃棄などお金にまつわることは、しっかりと確認しておかなければ後からガッカリしてしまいます。
おすすめの回答例
「しっかり働けるようになった後には、廃棄はいただけるのでしょうか?」
「給料は月末締めの翌月払いで間違いないでしょうか?」
[box class=”box33″ title=”ネガティブな理由は避けて伝える”]最後に、すべての質問に共通するポイントとして、ネガティブな理由を伝えないように意識しましょう。例えば、バイトを辞めた理由について「店長に腹が立ったから」
志望動機に「ほかのバイトに落ちたから」などと答えては、不採用の可能性も高まります。シフトや休みについては正直に答えるべきですが、それ以外は多少のウソを混ぜるのも良いでしょう。
辞めた理由なら「当時は部活(サークル)が忙しく辞めましたが、現在は大丈夫です」、志望動機なら「(たとえほかのバイトに落ちたからでも)自宅から近く通勤しやすいと考えました」といった、当たり障りのない答えを目指しましょう。[/box]
コンビニバイトの面接当日に再度チェック!
それでは、質問への回答以外の、コンビニバイト面接の当日に気をつけるべきポイントを見ていきましょう。
服装・身だしなみ
必ず注意したいのが服装と身だしなみです。コンビニは接客業ですから、清潔感があるか厳しくチェックされます。襟付きのシャツに革靴など、男女ともにいわゆる「キレイめ」の服装を選び、以下を確認しておけるとベストです。
- 色は明るすぎないか
- 柄は派手すぎないか
- ヨレヨレであったり不潔であったりしないか
- ヒゲもきちんと剃ってあるか
- 長髪過ぎないか
- 過度な露出はないか
加えて、装飾品は面接時にはできるだけ外しておきましょう。
到着時間は?
バイト面接の到着時間は、遅刻はもちろん早すぎてもNGです。特にコンビニは営業中ですからスタッフに迷惑をかけてしまいます。10分前にはコンビニの近くに到着しておき、呼吸や身だしなみを整えて、5分前に入店しましょう。
入店後は自分からスタッフに、面接にきたと伝えてください。そのままではお客さんと勘違いされてしまいます。
挨拶やマナーは守る
面接でもっとも大切といっても過言ではないのが、挨拶やマナーです。ほかのすべてのポイントが優れていたとしても、挨拶がまともにできなかったり、マナー違反が目立ったりするようでは採用されません。
尊敬する人と話す時のように、腕組みや足組みをしない、敬語で話すといった当たり前のマナーを守りましょう。
面接前にコンビニの特徴を知っておく
現金を扱う仕事になる
コンビニバイトは、レジでは現金を扱います。おつりの渡し間違えがあると、いわゆる過不足「違算(レジの〆のタイミングで金額が合わないこと)」が発生し、どの会計で間違えたのか調べ直す手間がかかります。
自分がミスして自分で調べるのであればまだ良いですが、〆のタイミングによってはほかのスタッフが対応することとなり、大きな迷惑をかけてしまうため要注意です。
宅配便発送など商品の受け取りや受け渡しがある
お客さんが通販で買った商品の受け渡しや宅配便の発送など、レジでは商品購入以外の業務が発生します。最近ではフリマアプリ(メルカリなど)の影響で発送が増えており、一人の方からたくさんの荷物を承ることもしばしばです。
発送対応中にもレジに通常のお客さんがやってくるため、スピーディーにさばく能力が求められます。
お店や時間によって混雑具合が異なる
コンビニはお店によって混雑具合がまったく異なります。繁華街のコンビニなどは夜通しお客さんが多いですし、オフィス街のコンビニは会社員の昼休憩や仕事終わりに大変混雑します。
住宅街や田舎のコンビニは、比較的お客さんが少ないケースもあるので、ゆったりと働きたい方はそちらを探してみましょう。
長い爪・ネイル可能な店舗は多い?
コンビニバイト志望者の中でよくある疑問が、爪に関するものです。こちらはオーナーの意向によっても異なりますが、一般的にコンビニバイトでは長い爪やネイルは禁止されています。
コンビニスナックの調理など、衛生的に問題のある業務が存在するためです。気になる方は、面接時に質問しておきましょう。
コンビニバイトで面接の流れ!のまとめ
この記事では面接でよくある質問や業務の特徴など、コンビニバイトにまつわる様々なポイントをご紹介しました。コンビニバイトで不採用にならないためのコツは、ずばり「面接対策」です。
よくある質問の回答を事前に作っておく、身だしなみや常識的なマナーを必ず守る、といった対策が採用に直結します。解説した内容を参考に、面接のデモンストレーションを行い、「雇ってみたいな!」と思われる好印象な姿を実現しましょう。