勉強に部活に友達付き合いに…高校生は忙しいですよね。友達と遊びに行ったり好きなものを買うにはお金が必要だし、バイトはしたい。でもバイトと部活って両立できるのかな?始める前は不安ですよね。
自分で稼いだお金で好きなものを買う幸福感や達成感、商品の仕入れや販売などを通して社会の仕組みを学ぶ、飲食系のバイトで調理を学ぶ、お客様からクレームを付けられて「こういう人もいるんだな」と学ぶ、などなどバイトをしているからこそ学べることも多いです。
実際、高校生活のことを考えるととても難しそうに感じます。しかしちょっとしたコツさえ掴めばバイトと部活動の両立は可能なので、これから詳しくバイトの選び方や部活との両立の仕方を書いていきたいと思うので参考になれば嬉しいです。
高校生でバイトと部活をしている方は意外と多い
高校生でバイトと部活を両立している方は意外と多いです。更に勉強もできて成績も良いという人もいますよね。そういう方は時間配分やその時々で優先順位を決めてやるべきことをこなしていく能力が長けています。
そして体力がある方もバイトと部活を両立している方が多いです。なぜ部活動とバイトの両立がきついのかというのは、部活動が終わってからバイトをして帰宅するという行為は、かなりの体力を使いますが、実は体力さえあれば部活動とバイトの両立は簡単なんです。
ちょっとした時間を毎日バイトしても、体力さえあれば疲れを感じることも少ないでしょう。疲れ=しんどいと誰でも思いますよね。このように人によって、バイトと部活の両立については簡単と思う方もいれば難しいと思う人もいます
また、そもそもマルチタスクが得意な人も苦手な人もいますが、学校生活もバイトもこなしていく中で要領の良い過ごし方を身に着けることができることもありますので、部活とバイトの両立はつらいかもしれませんがおすすめです。
しかしなかなか上手く出来ない、という方も多いでしょう。そこでちょっとしたコツを覚えてみてはいかがでしょうか。
部活動とバイトを両立するコツとは?
中学と高校では学校生活もガラリと変わります。4月に高校に入学してから新生活に慣れるのに時間がかかる人も多いのでは。4月に部活に入って、最初は緩いと思っていたけど実はなかなかキツかった…ということもあり得ます。
法律上は16歳になる年度の4月1日からバイトはできますが、バイトは焦らずに決めたほうが良いです。
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勉強や部活に慣れてからバイトをする
勉強や部活の要領が掴めてきてからゆっくり探す、というのは部活動とバイトを両立するコツとなります。1年間過ごしてみてこの時期は忙しいけど、この時期は暇だからバイトも出来そうだな、などわかってきた2年生からでも良いです。
高校生の本業は勉強です。部活もバイトも遊びも楽しいけれど、勉強もおろそかにしてはいけません。1~2年生のうちは進路もなりたい職業も特に思い描いていないかもしれませんが、困らない程度には勉強をしておかないと、いざ行きたい大学や進路が出てきた場合希望する道に進めないかもしれません。
ちなみに、バイトを始めるのはGWや夏休みからバイトを始める人が多いようで、高校生活が始まってすぐにバイトをする方は少ないです。また慣れる、ということは体力的や精神的にもゆとりが出来ますので、慣れてきてからバイトをする、というのはバイトと部活の両立で一つのポイントとなるでしょう。
融通の利くバイトをする
バイトと部活を両立する上で大切なのは時間でしょう。いかに貴重な時間を上手くバイトに使えるか、ということが大切で、また部活動をしていると試合などが急に決まったりして、想定外の急な対応をしないといけない場合があるケースも考えられます。
そういう意味では融通の利くバイトをする、というのはかなりのポイントとなります。柔軟な対応をしてくれるようなバイト先だとバイトもしやすいですが、逆に融通が利かないバイトだとかなりきついスケジュールとなり、バイトが嫌になってくると思います。
融通の利くバイトであれば、急な休みを入れたい場合も対処してくれるでしょうし、ちょっとした時間を上手く活用できるようなシフトを組めたりするので、バイトを探す場合は出来るだけ融通が利くバイトを選ぶのも両立のコツとなります。
また、どんなバイトをするのか?というのも一つのポイントとなりますので、以下に詳しくご紹介します。
部活とバイトを両立をしたい場合、おすすめの働き方
短時間のバイトを探す
一番おすすめなバイトは短時間で働くことが可能なバイトをすることです。部活動が終わる時間帯は夕方18時頃など多く、18時からバイト先の移動時間も考えると19時~22時までバイトなど、短時間でバイトできる仕事があれば一番両立がしやすいでしょう。
バイトの求人情報を検索してみると「1日2~3時間からOK」など短時間から働けるバイトも案外多いです。お店側も一番忙しい時間に短時間でもバイト従業員を増やせたら有難いものです。忙しい高校生はそのような職場からバイトを選んでみるのも良いですよ。
放課後の数時間や、学校に遅刻する心配がなければ早朝のコンビニで働くなども一つの手です。
土日祝日のみバイトをする
学校の部活は主に平日の放課後ですよね。厳しい部活や大会が近い時などは朝練をするところもあります。授業を受けた上に部活もがっつりで平日はクタクタの人も多いのでは。そんな方には土日のみの出勤OKのバイトがおすすめです。
コンビニやスーパー、飲食店では特に土日が混みあうので、土日に出勤できる人を優先して採用するところが多いのです。高校生のバイトで土日の数時間でも、レジ対応やお店で食事を運ぶなどお店の戦力になれますよ。
また、バイトを探すときネットの求人サイトを見る人が多いと思いますが、ココで「土日のみOK」「高校生歓迎」などチェックをして絞り込み検索ができる機能があるので、このような機能を使って効率的に探していきましょう。
シフトが自由のバイトを探す
バイトのシフトの決め方は職場によって様々ですが、求人情報に「シフト自由」と書かれている職場では、従業員が提出してきた来月の出勤希望や欠席希望日を責任者が集計して、シフトを組み立てていくところが多いようです。
シフトが自由のバイトなら、部活の大会が近いなど忙しい時はシフトを少なめに、比較的暇な時期に沢山シフトを入れる、ということだって可能なので、すごく働きやすい環境となります。極端な話、月に数日しかバイトに入れない、という場合でも対応してくれるケースも。
とはいえ、あまりにシフトに入れる日数が少なすぎても、お店にとって要らない人材になってしまうので「部活をやっているんですが大丈夫ですか?7月頃は大会があって忙しいのですが」など面接時に確認してみましょう。
通勤時間がかからない職場を選ぶ
高校生におすすめしたいのが、学校や自宅から近くの職場です。学校が終わってからバイト先に向かうとなると、あまり遠い職場だと出勤時間に間に合わなくなるかもしれません。また、法律上高校生は夜22時まで働けます。
しかし22時にバイトが終わって帰宅するとなると外は真っ暗。高校生がひとりで帰るには危険もあるので早く帰宅できるほうが良いですよね。電車などで遠くの学校に通っている人もいると思うのですが、夜まで働きたい場合は自宅から近い職場、夕方など早い時間だけ働く場合は学校に近くい職場、など考えてみると良いですよ。
通勤時間がかからない、ということは早く帰宅できるので、体を休める時間も増えますし一石二鳥となります。シフトは融通が利くか、時給は良いかに合わせて、出勤しやすく通勤時間がかからないバイト先を是非選んでみてください。
比較的楽な職場を選ぶ
楽なバイト、というのはもちろんバイト自体が楽、という意味もありますが、仕事内容が単純で働きやすいバイト、という意味も含まれています。体育会系の部活をやっている人は特に気を付けてほしいのですが、力仕事が必要なバイトは避けたほうが良いです。
高校生は高所作業など危険な仕事はできないと定められていますが、それでも重たいものを持ち上げたりお店の重たいワゴンを引いたりする場面は出てくるかもしれません。力仕事が多いバイトだと、体力もかなり必要ですしヘトヘトになりバイトと部活の両立は難しくなります。
普段から部活で酷使してボロボロの体は怪我をしやすくなっているかもしれないので、極力体に負担がかからない職種を探してみましょう。また吹奏楽部や美術部など文化系の部活の人も、大会直前に手指を怪我するなどないよう十分気を付けてくださいね。
また仕事内容が単純なバイトは難しいことをしなくてもいいので、精神的に楽となり疲れなどもそこまで溜まることもなく、比較的楽にバイトができお勧めです。
夏休みや冬休みにバイトをする
夏休みや冬休みなど長期休暇も部活の練習はある場合もありますが、学校の授業はお休みになるぶん時間の融通がきくかと思います。また部活動も休みの時期など増えてくる期間でもあるので、バイトをしやすい時期となっています。
このような長期休暇を利用して、短期や単発で募集しているバイトに応募するのもおすすめです。例えば工場での軽作業やガソリンスタンドなど短期で募集しているバイトは、通常より時給が高い場合もありますよ。
そもそも部活をしない!
そもそも部活をしないのもアリです。勉強とバイトと遊びだけでいっぱいいっぱいなようであれば、頑張れない部活をするよりは勉強とバイトを頑張れば良いだけです。また内申点のためにも部活に入っておこうかな、と思う方は文化系の部活に入ってみましょう。
吹奏楽部などガッツリ練習のあるところもありますが、文化系の部活は気の合う仲間が集まってのんびり活動をしている部活も多いです。体力も温存できるし時間の融通も利くし、あいつはバイトで忙しいんだなと仲間も事情をわかってくれやすいですよ。
先程も述べたとおりバイトから学べることは沢山あるし、様々なバイトを経験して学んだことは自分の強みになっていきます。自分は高校時代にいちばん何をしたいのか?部活をする必要はある?よく考えて決めていってくださいね。
[box class=”box27″ title=”バイト優先で部活動を休んだりしない”]バイトはいろいろなことが学べる場ですが、部活もまた勉強以外のことを学べる、仲間とひとつになって目標に向かって頑張るという貴重な経験ができる大切な場です。
バイトが忙しいからとせっかく入った部活を欠席しがちになったら仲間からの信用も失います。高校生にとってバイトはやってもやらなくても良い、いわばオプション的なものであることを忘れないでください。
バイト第一に過ごしたせいで他の活動や経験をする機会を失わないでくださいね。[/box]
部活をしながら皆どんなバイトをしている?
実際に部活とバイトを両立している方はどんなバイトをしているのか気になりませんか?そこでどんなバイトをしているのか調べてみました。中でも多く見かけたバイトをいくつか紹介していきます。
コンビニ
コンビニは短時間からでもシフトに入れる、土日だけでも働けるなどシフトの融通がきくためおススメです。さらに高校生や若い方のバイトさんも多いので、交友関係が広がったり情報交換の場にもなりそうですね。
学生のバイトさんを雇うのに慣れている職場は、テスト前や部活の大会のある時期などは休みを多くとらせてくれるなど、対応にも慣れているので働きやすいですよ。さらにコンビニは仕事内容も複雑ではないので、働きやすいです。
実際、求人サイトでも週1からOK、というような求人があったり、1日3hからOKというような求人もあったりして、コンビニは時間がない高校生がバイトをしやすい環境になっていると思います。
ファミレスやファストフード店
土日だけがっつりシフトに入りたい人は飲食店もおすすめです。土日に混みあう職種といえば飲食店でしょう。例えばファミレスなどでは土日の人員を増やす場合が多く、ファストフード店でも同じような状況になっているところが多いです。
<詳細>
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平日は学校が忙しい人も働きやすいですし、土日だと時給が良くなっている場合も多く、収入にもある程度期待出来るでしょう。従業員割引で買ったものを休憩時間に食べるのも、毎回の出勤も楽しみになりそうですね。
軽作業
工場で商品の梱包やシール貼りなどの作業をするバイトは短期募集しているところも多く、夏休みだけバイトに挑戦したいという人にもおすすめです。単純作業の繰り返しなので慣れなくても黙々と作業できますし、短期なので人間関係も比較的気楽でしょう。
平日は学校で忙しい、土日は疲れてダウンしてしまうという人にもチャレンジしやすいと思います。またこのような短期バイトは時給もそこそこ期待できるのもメリットで、高校生で時給1000円という募集もあったりするので、短期で一気に稼ぎたい方は要チェックです。
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部活動とバイトを両立が厳しいケースは?
以下のような内容に当てはまる方は、残念ながら部活動とバイトの両立は難しいかもしれません。
部活動の拘束時間が長い
部活が朝練もあり、放課後も夜まで練習があるなど部活の拘束時間が長ければ自ずとバイトに費やす時間がなくなってしまいます。長期休暇のあいだも毎日練習があるような厳しい部活だと、バイトは諦めたほうが良いかもしれません。
特に部活動の強豪校だと毎日遅くまで部活動をするのが当たり前となっているので、バイトどころではないでしょう。また部活動でも体育会系と文化系で分かれています。後者の方が体力的には問題ない方が多く、どうしても体育会系はバイトの両立は難しくなるでしょう。
こんな厳しい部活するより色んなバイトがしたい!お金が必要!というなら潔く部活を辞めましょう。先輩からの風当たりが強くなるかもしれないのでその当たりも考えて決めてくださいね。
学力が落ち成績が悪くなった
部活とバイトならどちらかを辞めればよい話ですが、高校生が勉強を辞めるわけにはいきません。大学に進学するけども進学先はどこでもいい、勉強は最低限でいいやと割り切る、地頭が良いので勉強しなくてもそこそこ大丈夫!
などなら良いですが、赤点が続いている、高校を留年しそうなどあからさまにバイトが成績に悪影響を及ぼしているようならバイトは一度辞めましょう。大学生になってからもバイトはできるし、大人になってから様々な職業に出会うことはできます。
バイトを始めたら時間が無くなって勉強できなさそう、実際勉強に身が入らなくて成績が下がってきた、などあったらバイトはやめておきましょう。
高校生でバイトと部活の両立のまとめ
なにかと忙しい高校生ですが、ここまで読んできて部活とバイトの両立の方法は見つかりましたか?時間や体力に余裕がなくなると身体を壊してしまい楽しい高校生活も台無しです。自分自身とよく相談して自分の生活リズムを掴んでいってくださいね。
高校時代は働くことで学べることもあり、様々な職種を体験できるのも大人になって正社員になってからはできないことです。勉強や部活など他のタスクとの兼ね合いも考えながら、是非バイトに挑戦してほしいです。