コンビニバイトは掛け持ちNGって本当?内緒でするとバレるのか?

コンビニ

みなさんは、バイトの掛け持ちについてどのようにお考えでしょうか。現在のバイトの収入に満足できないので掛け持ちをしたい、と思ったり特別な事情によりバイトを掛け持ちしたい、などさまざまな理由があると思います。

バイトの掛け持ちは収入が増えるというメリットはもちろんですが、すごく気になるのが「そもそもバイトの掛け持ちは可能なのか?」ということです。特にコンビニはたくさんのバイトが常に募集されているので、掛け持ちバイトとして対象になりやすいです。

しかしコンビニが「掛け持ち禁止」となっていればバイトの掛け持ちは基本的に出来ないでしょう。そこで考えつくのが「内緒でバイトしよう!」ということかもしれません。しかし気を付けたいことなどもあります。

この記事では、コンビニバイトは掛け持ちが可能かどうか、掛け持ちをすればバレるのかどうか、バイト先への相談方法などまで詳しくご紹介しますので、最後までおつき合いいただければ幸いです。

コンビニのバイトは掛け持ちNGになっている?

コンビニのバイトの掛け持ち、ということは2パターン考えられます。一つは「コンビニ+他のバイト」、もう一つは「コンビニ+コンビニ」という組み合わせです。基本的にはコンビニに限らず、バイトの掛け持ちは可能ですので法的には問題ございません。

しかし、後述しますが「バイト先のルール」によって掛け持ちが禁止かどうか決められている場合が多いです。よって、結論としては掛け持ちが可能かどうかは「バイト先による」というのが答えとなります。なので絶対にNG、という訳ではありません。

またバイトの掛け持ちをした場合、バイト先がコンビニである場合は、余程の理由がない限り掛け持ち先は全く別の業種にした方が無難です。これについては後述します。

実際、コンビニ求人で掛け持ちOKのバイトがある

上述の通り、コンビニの求人で掛け持ちOKのバイトは存在します。特にコンビニは、1日の間で忙しい時間帯とそうでない時間帯があるため、特定の時間帯だけ募集している場合も少なくありません。そのような場合は、募集している時間帯以外はシフトに入らなくても良いので、空いた時間で他のバイトを掛け持ちすることができます。

また、特定の曜日だけ募集しているコンビニは、週1~2日のみの勤務でOKな場合があるので、他の曜日は他のバイトを掛け持ちすることができます。コンビニで掛け持ち(WワークOK)となっているバイトの探し方は、Webの求人サイトが誰にでもできて簡単なのでおすすめです。

求人サイトによって多少異なりますが、虫眼鏡マークの検索窓を探し「コンビニ 掛け持ち」と入力して検索します。すると条件を満たすアルバイト先の候補がヒットするので、そこから更に自分に合った条件で絞り込んでいくと見つけられます。

もしくは、絞り込み条件に【掛け持ちOK】という項目があれば、検索機能を使わずに絞り込むことが可能なのでこちらの方が分かりやすいです。ただ、雇うコンビニ側としては「掛け持ちOK」をアピールポイントにはしない場合が多いです。

急募で近々に人手が欲しい場合は別ですが、掛け持ち前提で応募する人は勤務できる日数や時間が限られるためシフトが組みづらく、雇うメリットが少ないからです。それであれば、より多くの日数・時間シフトに入れる人材を優先して採用したいと考えます。

同業他社のコンビニを掛け持ちするのは可能?

結構多くの方が気になっていることでしょう。コンビニでバイトをしているので、掛け持ち先のバイトが同じコンビニだったら仕事内容などもそれほど変わらないので、要領よく仕事ができるので楽だし掛け持ちのバイトとして選びたい、と思う人は多いです。

では同業他社のコンビニで掛け持ちとしてバイトをする行為は認められているのか?答えは基本的にはNGです。もちろん法律的には何の問題もないのですが、同業他社=競合なので、競合先への情報漏洩防止の観点から、雇用主が禁止している場合がほとんどです。

もしくは大手のコンビニチェーンであれば、就業規則に競合への情報漏洩禁止の文言が記載されています。こういった背景から、いかなる理由があろうと競合での掛け持ちは避けるべきでしょう。万が一バイト先で鉢合わせなどしてばれた場合、信頼関係に関わります。

さらに就業規則に記載があれば、あなたが競合先に情報を漏らしていないことは証明ができません。結果最悪の場合、両方のバイト先を退職させられる可能性もあります。既にコンビニの仕事に慣れているため掛け持ちしやすいという気持ちは理解できます。

ですが、あらゆるリスクやトラブルの可能性をなくし、あなた自身の信頼を損なわないためにも、現状のバイト先1つに絞るもしくは、他業種での掛け持ち先を探しましょう。

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同じチェーン店の掛け持ちはどうなのか?

コンビニバイトの掛け持ちは、競合は避けるべきであると述べましたが、では、同じチェーン店の場合はどうなのでしょうか。結論は「バイト先のコンビニのオーナーによる」といったところでしょう。一見、同じチェーン店であれば情報漏洩の心配もなく問題ないように思えます。

しかし、大手コンビニチェーンはコンビニの名前を借りた個人(オーナー)が経営しているFC(フランチャイズ)店舗である場合が多いです。FC店舗のオーナーは、自分の店舗の運営方法やオリジナルのルールを他店舗に漏らしたくないと考えている人も少なくありません。

そういった場合、アルバイトが他店舗で掛け持ちをする行為は、それがたとえ同じチェーン店でも快く思われないのです。また、掛け持ち先が近隣にある場合は、売り上げを食い合うライバル店舗なので尚更です。

とはいえ、そのようなオーナーは多くはないので、同じチェーン店で掛け持ちしたい場合は事前に相談し了承を得ると良いでしょう。そうすることで、掛け持ちの理由によっては、むしろシフト面で優遇してくれる場合もあります。

また、他業種のバイトの掛け持ちをバイト先に打ち明けるかどうかですが、これは、バイト先が「掛け持ちOK」であれば基本的にどちらでも構いません。ただ、掛け持ちするためにバイト先に何か隠し事をしている場合、その理由が掛け持ちだと発覚すると気まずくなるかもしれません。

何も後ろめたい事情がないのであれば、掛け持ちは内緒にしない方が後々良好な人間関係を築けるでしょう。

内緒でバイトを掛け持ちするとバレる?

バイトを掛け持ちしようとする人の多くはバイトを掛け持ちしてもバレないと思っています。確かに、上手くバレないようにすればバレる確率はかなり下がるでしょう。ですが、実際はそういうことはあまりありません。バイトの掛け持ちをするということは、多くのバイトをやることになり無理が出てくるからです。

例えば最悪なケースでは、バイト仲間とバッティングしてしまったりする場合もあり、そうなるとなんで掛け持ちでバイトをすることになったのか理由を話すことになります。バイトの掛け持ちは難しくて時間的にも肉体的にも無理が生じやすいということです。

なので万が一「掛け持ち禁止」のバイト先で掛け持ちする場合は内緒にするのは当然として、可能な限りばれない工夫をする必要があります。内緒でコンビニバイトを掛け持ちする場合、ばれた場合のことについて考えておきましょう。なぜなら、どんなにばれない工夫をしていても、ばれる可能性はゼロにはならないからです。

ばれた際に何らかのリスクが伴うのであれば、掛け持ちを内緒にするのはあまりお勧めしません。よって、バレるかバレないかは「運」に左右されると思って下さい。また、掛け持ちによって以下のようなことでバレる可能性があるので紹介してみます。

コンビニ同士の繋がりでバレる?

コンビニのバイトを掛け持ちする場合、バイト先の店舗が同じオーナーだった場合などにばれる危険性があります。なぜならコンビニは、バイトを雇う際にわざわざオーナー自ら面接するなど、顔を合わせる機会が少ないからです。

また、そもそもオーナー自ら面接する場合は応募した段階で名前がばれるので採用されないか、もしくは採用されたとしても面接時に顔を合わせているので、必然的に掛け持ちが認められたということになります。

他にも、コンビニ同士の掛け持ちの場合、お客からばれることもあります。双方のコンビニにたまたま同じ常連のお客がいた場合、お客の口から別のコンビニで働いていた事実を漏らされる、というケースです。

可能性としては低いですが、起こりうる中では最も警戒すべきものでしょう。

バイト先から離れた場所の方が良い?

掛け持ちする場合、内緒にしたいのであれば掛け持ち先は可能な限り離れた場所の方が良いですが、そこまで気にする必要はありません。なぜなら、場所によらずばれる時はばれますし、何より通勤時間が余計に長くかかると時間がもったいないからです。

稼ぐために掛け持ちするのであれば、貴重な時間を通勤に必要以上に割くのではなく、実働時間に充てるべきです。ただ、遠い場所よりかはバレる確率は少しは上がる、ということはあるので気を付けた方がいいでしょう。

掛け持ちをしたい場合、履歴書に書く?

掛け持ちをしたい場合は履歴書に正直に書くか、面接時に申し出た方が良いでしょう。理由としては、掛け持ち前提で応募する場合入れるシフトに限りがあるからです。あなたが学生バイトであれば、学校が本業なのでそれに合わせたシフト組みになるのは自然なことですし、何も違和感なく受け入れられるでしょう。

しかし、あなたがフリーターで、他でもより多く稼ぐために掛け持ちをしたいのであれば、入れるシフトに制限があると不自然に思われ、必ず理由を尋ねられます。そもそも、自分から今の仕事に関する現状を語らなくても、面接時に掛け持ちについてはもちろん、他に仕事をしていないかどうかもほぼ確認されます。

もしくは、予め決まった曜日や時間帯にのみ募集があるバイト先を見つける、という方法もあります。その場合であれば、募集している日以外に関してはスケジュールを尋ねられる可能性は低いため、掛け持ちを内緒にしてもばれる可能性は低いでしょう。

年末調整でばれる?

コンビニに限らずバイトの掛け持ちは、収入によってはバイト先にばれる可能性があります。まず、一方のバイト先でフルタイム(月160~180時間程度)勤務している場合は、会社に扶養控除等申告書を提出し、会社で年末調整を行っている場合がほとんどです。

その状態で掛け持ちをしてしまうと、掛け持ち先で月にどれくらい働くかにもよりますが、会社が把握している収入以外の収入が判明し、年末調整時に会社にばれることになります。また、一方のバイト先での勤務がフルタイムでなく、扶養控除等申告書も提出していない場合は会社で年末調整を行わないため、掛け持ちしていても年末調整でばれることはありません。

しかし、年間103万円以上稼いでいて年末調整も会社で行わない場合は、個人で確定申告が必要です。

住民税でバレる?

バイトの収入が多い場合、住民税によってバレる可能性もあります。例えば勤めている会社が特別徴収によって住民税を払っている場合、収入が多いと住民税が従来とは違う金額になります。よって、住民税によってバイト先以外からの収入がある、と判断されバレる可能性があります。

この住民税をバレないようにする方法として自分自身で住民税を支払う「普通徴収」というやり方があります。特別徴収から普通徴収に切り替えるという訳ですね。普通徴収にすれば住民税がいくらかどうかバイト先は分かりませんので、バレることはありません。

しかし、この方法は会社や自治体によって切り替えが出来ない場合もあり、さらには住民税を自分で支払う、つまり会社側からすれば「なぜそのような面倒くさいことをするのか?」と思われます。よって、唯一バレない方法としては、副業の収入があっても確定申告をしないことです。

確定申告をしないということは1つのバイト先のみの収入で住民税などは計算されるので、バレることはないのですが確定申告をしない=脱税となってしまうのでダメでしょう。よって、住民税によってバレるケースもある、ということを覚えておきましょう。

バイトで掛け持ちをする際の注意点は税金

コンビニバイトや一般的なバイトで掛け持ちをする際の注意点は、税金についてです。上述のとおり、会社で年末調整を行なっている場合であれば、会社に副収入を申請すればまとめて年末調整してくれる場合があります。ただ、これは会社が掛け持ちでの副収入を認めている場合です。

多くの会社はこれを認めていないので実際には厳しいでしょう。その場合は、副収入分は会社に申請せず、自分で確定申告をしなければなりません。一方、どちらのバイト先にも養控除等申告書を提出せず、それぞれで月90~100時間程度勤務する方法もあります。

そうすると年末調整でばれるリスクは回避できますし、1ヶ所でのフルタイム勤務より多く稼ぐことができます。ただ、年間103万円以上稼ぐ場合は、こちらも自身での確定申告が必要です。確定申告は、自営業やフリーランスでは当たり前ですが、会社員には馴染みがありません。

初めての場合は非常に作業が細かく面倒なため、よほど稼ぎが欲しい方でないと途中で挫折する可能性もあるので、掛け持ちには強い意志が必要といえます。但し、サラリーマンの方などで副業の収入が20万円を超えないのであれば確定申告をしなくてもいいので、20万円以下にしておく、というのもアリですね。

コンビニバイトは掛け持ちNGって本当?のまとめ

ここまでコンビニバイトの掛け持ちについて述べてきましたが、いかがでしたでしょうか。月にどれくらいの時間働くかにもよりますが、事情により一方のバイト先がシフトにあまり多く入れない場合などは、生計を立てるためにも掛け持ちが必要でしょう。

コンビニに限らず掛け持ちは、より多く稼ぐことができるというメリットこそあるものの、掛け持ち可能かどうか、ばれる、ばれない、税金問題など、意外と越えるべきハードルが多いです。

これからバイトの掛け持ちを考えている方は、より多く稼ぐ目的と、掛け持ちで越えるべきハードルを天秤にかけながら、慎重に判断した方が良いかもしれません。最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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