高校生のバイトで志望動機の書き方が分からない!一体何を書く?

高校生バイト

バイトに応募して採用面接に向かう際「履歴書を持参してください」と言われる場合が多いのではないのでしょうか。氏名、住所、連絡先、卒業した中学校あたりはすらすら書けますが、志望動機は何を書けば良いのだろう…?

この志望動機で悩んでしまう人も多いのではないでしょうか。特にバイトするのが初めての方なら、より一層迷いますよね。しかしご安心ください。正社員と違ってバイトの志望動機はそこまで深く考えなくてもOKです。

こちらの記事では履歴書の志望動機の欄について、どのようなことを書けばいいのか例文なども併せて具体的に見ていきましょう。

そもそも「志望動機」とは?

バイトが初めての方は志望動機という意味がイマイチ理解していない方も多いでしょう。志望動機とは簡単に説明すると「なぜこのバイトをする必要があるのか」という意味になります。

数ある勤務先のなかで「なぜこのバイトを選んだのか?」を訴えかけ、このバイトのなかで自分がどのように役に立てるのか採用担当者にアピールするための文章が志望動機です。

曖昧な理由を書くよりもより具体的により前向きな言葉で書くことによって、応募先に自分を採用するとメリットがあると印象付けることができます。

更に、正しい日本語で書く・綺麗で丁寧な字で書くことによって自分は常識のある使える人材だと好印象を与えることができます。

遠慮なくストレートに伝えてもOK

高校生がなぜバイトをしたいのか、ほとんどの人の理由が正直「お金が欲しいから」だと思います。履歴書の志望動機にも「お金が欲しいから」という旨を正直に書いて悪いことはありません。ただ、あまりにもストレートすぎるのは良くありません。

この場合は例えば「スマホの料金を自分で稼いで払いたいので」とか「バンドをしたくて自分の楽器を買う資金が欲しいから」「両親にうるさく言われず趣味にお金をかけたいから」などより具体的にお金が必要な理由が書けると良いですね。

更に、バイト先も特にこだわりがなく「近いから」という理由で勤務先を選ぶ人も多いと思いますが、これも「学校や自宅から近いので部活と両立がしやすいと思いこちらを選びました」などと書いたほうが具体的でかつ前向きな言い方になり好印象です。

多少、嘘をついても印象の良い理由を書くといいでしょう。また、志望動機はアルバイトではそこまでこだわって書かなくてもいいので、以下のような例文を参考にして書いてみましょう。

高校生のバイトで使える!志望動機の例文

接客バイトの例文

[box class=”box15″]以前に客としてこちらのお店を利用したときにとても明るく気持ちの良い接客をしていただいたので、自分も同じように元気に働きたいと思いこちらに応募いたしました。
丁寧な接客を心掛け、普段は引っ込み思案な性格ですが、こちらでのお仕事を通して大きな声を出せるようになりたいです。[/box]

こちらはバイトをするお店について良い印象がある、ということを伝える例文です。またバイトをして成長する、ということも含めた例文となっており、無難な感じのある例文になっています。

家から近い理由にする場合

[box class=”box15″]自宅から近くて通いやすいためこちらに応募いたしました。学校では部活動にも入っていますが、家から近いとバイト出来る時間も多く確保できるので、出来るだけ長時間働きたいと思っています。
休日は部活の休みが多く出勤しやすいので、休日は長時間のバイトが希望です。[/box]

家から近いとバイトを精一杯頑張ることが出来る、ということをアピールしたような例文です。他にも、家から近いとバイトの人数が足りない場合などすぐに対応できる、というような文章を書くのもお勧めです。

仕事に興味がある場合

[box class=”box15″]将来飲食に関わる仕事に就きたいと考えており、今から仕事を体験することでバイトでの経験が将来にも役立つと思い応募させていただきました。
食事の作り方をはじめ、お客様に喜んでもらえるサービスから接客などまで、たくさん学びたいです。[/box]

将来の為にバイトをするお店で学びたい、ということをアピールした例文です。バイトで学びたい、ということは仕事に対してやる気がある、と思われるので例文として使えるでしょう。

その他無難な例文

[box class=”box15″]

  • なるべく自立したいと考えており、両親に負担をかけたくない為にアルバイトをしたいと思いました。
  • 親からお金を貰わずに、洋服など欲しい物を買いたいためアルバイトをしたいと考えています。
  • 部活動で培った体力や大きな声をこちらのお仕事でも元気な接客に生かしていきたいです。
  • 友人が同じ業界でバイトをしており、仕事内容などに大変興味があり頑張れると思った為です。

[/box]

その他にもどんな職種でも使えるような無難な例文は、考えればたくさん出てくると思いますし、意外とすんなり書くことができると思います。もし分からない場合は親に聞いたり友人に聞いたりするのもいいでしょう。

自分で作った志望動機は、一度誰かに見てもらうといいでしょう。良くヤフー知恵袋などのサイトで「この志望動機どうですか?」など質問されている方も多く、見てもらうことでさらに安心できると思います。

志望動機は面接時に聞かれた場合のことも考える!

面接時には採用担当者が履歴書に目を通し、そこから会話や質問に発展させていきます。もちろん志望動機も目を通しますので、履歴書の志望動機にもし大嘘を書いていたら…?バイト先に嘘をつく人材は要りません。

多少事実を盛って書いたりどこかに載っている例文を参考にすることはあるかもしれませんが、根も葉もないことは書かないようにしましょう。またこれは芸能人も使っているインタビューへの返答のテクニックらしいですが「ひとつの質問にふたつ返事をする」というのがバイトの面接でもとても効果的です。

例えば「部活はなにをしているの?」と訊かれたら

  1. ○○部に入っています。
  2. レギュラーメンバーになれるよう頑張っているところです。

家から近いの?と訊かれたら

  1. はい。
  2. 自転車で10分くらいで、徒歩でも来られます。

など、質問+答えで会話を終わらせず、もう一歩会話を続けるようにできると積極的な印象を与えられます。難しくなく即実践できるような喋り方ですので、一度チャレンジしてみてください。

イマイチな志望動機の例文とは

[box class=”box3″]お金が必要なのでバイトをしたくて応募しました[/box]

→具体性がないのは×。お金が貯まったら辞めてしまうのかなと採用側は不安になります。

[box class=”box3″]親にバイトをしてみたらと言われたので応募しました[/box]

→親の言いなりになって自分の意志のない子なのかな、受け身で後ろ向きの性格の子で仕事も長続きしなさそう、という印象を持ってしまいます。

[box class=”box3″]簡単そうな仕事なので応募しました[/box]

→仕事にやる気がなさそうだし、応募先の仕事に敬意を感じません。「初めてですが頑張ります」など前向きな言葉に言い換えられるはずです。

このように一言など物足りなさを感じるような志望動機は控えておいた方が無難です。バイトとはいえ、少しは具体的に書くのがコツとなります。ちょっとしたコツを抑えることで簡単に書くことが出来ますので、以下にそのコツなどをまとめてみました。

これで迷わない!志望動機を書く際のコツ

自己アピールを書く

自分は特に長所もないし自己アピールといっても何を書けばよいかわからない…と思っている方。本当にそうでしょうか?例えば「運動部に入っているため体力には自信があります」というのもバイトで活かせる大きな長所です。

「人と接するのが好きなので笑顔で接客できる」「コツコツと頑張るのが好きなので長期間働きたい」というのも、特別趣味や特技がなくてもアピールできるポイントになります。バイト先も高校生にすぐ大活躍してもらうよう期待はしていません。

長く働いてくれる、少し失敗してもめげずに頑張れるなど人間的な面を見ている場合も多いですよ。

選んだ理由を書く

仮に「自宅や学校から近いから」「時給が良いから」という理由だけで選んだバイト先でも、具体的にもう一言付け加えてみましょう。ネットなどで求人情報を見て、場所や時給以外にも「ここがいいな!」と思った理由がなにかあるはずです。

「自宅から近く通いやすいので勉強と両立できそう」「初めてのバイトだけれど研修があると聞いたので挑戦しやすいと思った」など、求人サイトの情報を具体的に書くと、応募先もきちんと情報を調べてきてくれたと好印象をもってくれるはずです。

実際に応募先に行ったことがある場合は「スタッフさん同士が仲が良さそうなので一緒に働きたいと思った」「お洒落な雰囲気のお店で働きたい」などの動機もありますね。

志望動機を書く場合に気を付けたいこと

履歴書に書く志望動機はあくまでバイトをしたいという意思を見せるための文章です。なので働くことに消極的な文章は印象が悪いです。前の項目でも言いましたが「楽に稼げそうだから応募しました」「友達がバイトしているのでやってみようと思った」などが書かれているとバイトにやる気がなさそうですよね。

また「受験勉強が忙しいですが」「部活が忙しくなかなか時間がとれないのですが…」というのも、勉強や部活を頑張ることは素晴らしいけれどバイト先からしたらちょっと使いにくい人材です。逆に「短時間から働けるというところに魅力を感じました」という言い方なら好印象ですね。

ちなみにこれは大前提ですが、履歴書は黒のボールペンで綺麗な字で書きましょう!修正ペンで消すこともNGです。パソコンやスマホなどで正しい日本語で文章を考えてからボールペンで履歴書に清書すると漢字を間違えることもなく便利ですよ。もしくは先に鉛筆で下書きするのもおすすめです。

どうしても書くのが難しい場合

色々と参考にしたけど、どうしても志望動機を書くのが難しい…。そんなときは例文をそのまま使ってみるのもいいでしょう。もちろん当サイトの例文をそのまま使っていただいても結構ですが、ネット上にはさまざまなサイトで志望動機の例文を見ることができます。

またそれでも不安な場合は、実際バイトに応募した友達の志望動機を参考にするのもアリです。友人と情報交換をすればいろいろな志望動機の情報が入ってくるので、困ることもないでしょう。

高校生のバイトで志望動機の書き方のまとめ

履歴書の志望動機、何を書けばよいかわからず迷いがちですが、参考になりましたか?志望動機はそんなに難しいものではないので、例文を参考にして自分なりに志望動機を考えてみてはいかがでしょうか。

失敗してもいいので、一度はご自身で作ってみることをお勧めします。応募先にあらゆる方向から自分は使える人材だとアピールして希望のバイトに受かれるようにしたいですね。

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