高校生となった学生の皆さま、学校生活が落ち着いてきた頃にアルバイトをしようと思っている人は多いでしょう。ようやく慣れてきたのでバイトも頑張りたい!と意気込んでいる人もいるとは思いますが、ちょっとした疑問もあると思います。
特に高校生は何時までバイトが出来るのか、知らない方も多いのではないでしょうか。稼ぎたいので深夜までバイトをしたいけど、深夜の時間帯まで働いてもいいのか?などバイトを何時まで出来るか分からない方へ、バイトできる時間帯についてお話ししていきたいと思います。
部活や学校だけでなく、アルバイトを通して社会に貢献することはとても大事なことです。生活のために学校に行きながらバイト生活をする方もおられるでしょう。今回はそういった方々のための記事です。是非とも最後まで読んで参考にして頂ければ幸いです。
高校生がバイトをしても良い時間帯
労働者を守る為の労働基準法では、高校生など学生としての身分で制限をしているのではなく、実は年齢で何時までバイトをすることが出来るかどうかが定められています。高校生はこの時間まで、大学生はこの時間まで、という区別ではないのです。2022年4月現在では、以下のような時間帯になっています。
18歳未満がバイト出来る時間帯
まず結論から言いますと、18歳未満の高校生は午後22時から午前5時までの時間帯はアルバイトをすることはできません。未満というのは18歳は含まれないので基本的には15歳~17歳の方が対象です。よって18歳未満の高校生がバイトを出来る時間帯は5時~22時の間となります。
[memo title=”高校生はいつからバイトOK?”]労働基準法第56条によりますと「15歳の誕生日を迎えている高校生であるならばアルバイト可能」と認められております。
なので15歳の高校生であるならば誰でもバイトが可能という認識で良いでしょう。
またちょっとした豆知識となりますが、例外もいくつかあり、実は13歳以上でも働けるケースや13歳未満でも働けるケースがあります。[/memo]
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18歳以上がバイト出来る時間帯
18歳を迎えているのであれば、上のような時間帯の縛りから解放されます。つまり24時間いつでもバイトが出来るようになります。高校生で18歳になったら24時間いつもで働くことが可能なのです。しかし労働基準法に違反してなくても、18歳の高校生が22時以降にバイトをするのは実際は難しい問題となっています。
高校生バイトの1日の労働時間も制限がある
労働時間は一週間で40時間以内、1日8時間以内と法律で定められております。休憩も6時間を超えますと45分取らなくてはいけません。くれぐれも無理をしないようにしてください。また残業も年齢によって違いがあります。例えば18歳未満の高校生は残業が出来ません。
例えバイト先が36協定を提出していて、残業が出来る状態であっても労働基準法では「18歳未満は適用しない」との記載があります。ですので、1日8時間以内しかバイトは出来ないことになります。これが18歳になってるとまた変わってきます。18歳になれば適用となるので残業も可能になります、
しかし実際、18歳になっていてもバイト先は「高校生扱い」をしているので、例え高校生で18歳になっていても、残業などはほとんどしないでしょう。また学生の場合103万円を超えてしまいますと親の扶養を外れて税金が発生してきますので、そこも気をつけましょう。
なぜ?バイトが出来る時間帯なのに出来ないケース
学校が許可してない
そもそも校則によってバイト自体が禁止されている場合があります。この場合はバイトすら出来ないのですが、高校によってはバイトの許可を貰うとバイトをしても良いという高校もありますが、中にはバイトの許可を貰っていても、校則でバイトの時間が制限しているケースがあります。
例えばバイトは夜の21時まで、と決められているのであれば夜の21時までしかバイトすることができません。この場合は校則で時間が制限されているだけなので、本来は高校生なら22時までバイトは可能です。もちろん校則を破ってバイトをする人もたくさんいます。
しかし校則を無視してバイトをしていた場合、最悪のケースも考えておかなくてはいけません。例えば停学になったり、親の呼び出しを喰らったりと厳しい処分が下される場合もあります。きちんと校則やお店のルールを確認してから応募するようにしましょう。
親の反対
そもそも親がバイトに反対していてはバイトが出来ません。これは18歳未満の方がバイトをする場合、親の同意が必要となる為です。もし親が同意してくれない場合はバイト先に同意書の提出ができない為に、バイトをするのは不可能でしょう。
ここで考えるのが学年や年齢などを誤魔化してバイトをするという行為ですが、このような年齢詐称や学歴詐称行為を行った場合は虚偽記載となり最悪罪に問われる場合もあるので、絶対にしてはいけません。信用を失うことになります。
また親の反対で一番多い意見は「勉強が出来なくなる」という理由です。高校時代は大切な時期でもありますので、親としては勉強を頑張ってもらって、良い大学に入ってもらいたい、という気持ちがあるのでしょう。
18歳なのに深夜バイトが無理な理由
18歳を迎えておりましたら深夜の時間帯でもアルバイトをすることは可能です。しかし上述のとおり高校の校則で深夜労働が禁止されている場合が多くバイトが出来ない場合があります。それとは別ですが、そもそも高校生で深夜帯を募集しているアルバイト自体があまり多くありません。
居酒屋なども22時までが限界でしょう。時勢によっては大学生であっても早上がりがありますので、深夜帯のアルバイトは特に少ないと思われます。また女子高生の場合、門限などが決められていて親御さんが心配する可能性もあります。
親に反対される場合も多いですし、変な事件に巻き込まれてもお店は責任を取りません。部活を引退して暇になるのはわかりますが、深夜帯だと多くの危険を孕んでおります。次の日の学校に起きれないということもあるかもしれません。
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求人サイトの高校生歓迎バイトはおすすめ
もし時間帯などをしっかりと守ってバイトをしたいと考えているのであれば、高校生歓迎のバイトがいいでしょう。求人サイトを覗いてみますと「高校生歓迎!」「初バイトにオススメ!」などという宣伝文句を一度は見かけたことはないでしょうか?
このようなバイトは高校生でも働きやすいようなバイトになっている場合が多く、例えば融通が利くバイトだったり、覚えることも少なく簡単な作業だけで出来るバイトだったりと、初めてのバイトにぴったりな職種が多いので、忙しい高校生におすすめです。
ではどんなバイトがあるのか?求人サイトに掲載している高校生歓迎バイトについていくつか紹介してみます。
飲食店スタッフ
学生のうちから働いておいて損はないと思います。今はコロナ禍の影響で早くお店が閉まったり、暇な時間が多かったり、アルバイトを募集していなかったりとする可能性もありますが、やはり慣れないうちは飲食店で働いたほうが社会勉強になります。
飲食店は特に学生の方が多く働いておりますので、同い年の友達もできるかもしれません。また店員さんの立場になれば「ごちそうさまでした」と言われることがどれだけ嬉しいことなのか、一度味わってみてほしいです。
マクドナルドなどといった有名チェーン店ですとマニュアルをかなり重視されますので、最初はしんどいかもしれませんが、ルールさえきちんと守っておけば、慣れていけば簡単にこなせますので、不安に思わず挑戦してみてくださいね。
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コンビニ店員
高校生以外の方にも人気が高いバイトはコンビニでしょう。コンビニさえ働いておけば社会経験を積むことができます。コンビニにはそれぞれお店ごとの特色がありますが、基本的にはマニュアル通りが決まっておりますので、そんなに難しいことはありません。
やることもたくさんあるのであっという間に時間が過ぎてゆきます。さらにバイトの時間帯もさまざまな時間帯があるので、例えば高校を卒業して大学生になったら、勤務時間を変更してもらう、ということも出来るかもしれませんので、長くバイトをしても損はないでしょう。
短い時間を積み上げて働けますので、コツコツ稼ぐには丁度いいです。こういった人間もいるんだなと知ることもできるでしょう。早めに経験して損はないアルバイトです。
スーパーの店員
ほとんどの業務がレジ打ちになると思います。品出しなどもありますが、ほとんどはコンビニと同じです。コロナ禍の影響を受けないので、早上がりなどをされることはないでしょう。大学生になって自炊を覚えるのであれば、商品の値段などを見て節約して買い物をするコツを早くから掴めるかもしれません。
その他にも可能なアルバイトとして、デパートのお惣菜店員、遊園地スタッフ、イベントスタッフなどが挙げられます。工場での肉体労働なども若いうちから経験していて損はないですが、個人の意見では高校生からこのようなバイトをするのはあまりオススメはしてません。
工場は場所によって色々とキツい環境もありますので、ある程度肉体的にも精神的にも成熟してからのほうが耐えられると感じます。
高校生のバイトは何時まで働ける?のまとめ
今回は高校生がバイト出来る時間や労働時間に関してのお話をさせて頂きました。親からのお小遣いだけでは足りない、自分でお金を稼ぎたい!という人もいらっしゃると思います。しかしバイト出来る時間帯は法律によって決められているので、ルールに則ってバイトをしましょう。
個人的ですが未成年の年齢で深夜帯での勤務はおすすめしておりません。確かに時給は高いですし、日中働くよりもお金を稼げるかもしれませんが、そのせいで昼夜逆転してしまい、生活バランスが崩れてしまって、学業に専念できなくなってしまったら元も子もありません。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。