コンビニバイトで検便がある?しなくてもいいコンビニの見分け方について

コンビニ

コンビニはたくさんの調理済み食品の提供をおこないます。実際に店内で調理をしているので、飲食店とあまり変わらないような印象を受ける人もいます。代表的な食品としては唐揚げなどの揚げ物やにくまん、冬に人気の高いおでんやソフトクリームなどもあります。

このような食品を扱う場合、特に飲食店などは「検便」という検査を実施している店舗が多いのをご存じの方もいると思います。ではコンビニでバイトをする場合、飲食店と同じく検便をする必要があるのでしょうか?気にされるかたも多いと思います。

特に提出するとなると面倒ですし、ちょっと嫌な感じでもありますよね。特に女性はこのような検査を嫌がる人も多いでしょう。そこでコンビニのバイトは検便があるのか、また検便がないコンビニの見分け方や検便の重要性まで解説します。

そもそも検便の目的とは?

飲食店は検便をする機会が多いですが、検便の目的はお客さんを食中毒から守るために実施します。もし提供した食品により食中毒が発生した場合、信頼をなくし客足がなくなり店が潰れかねません。そうなれば売り上げも激減し経営状況も悪くなります。

そのようなリスクを減らす為にも検便は重要な検査となっているという訳です。検便は、食中毒の原因となる細菌やウイルスに、感染しているかをつきとめます。たとえ、体調がよくても、無症状の「健康保菌者」も存在するので、検便で入念に確認が必要です。

細菌で有名なところだと、腸炎ビブリオやサルモネラ属菌、ノロウイルスなどがあります。一度は聞いたことがある名前と思いますが体内に一定の時間潜伏し、症状としては激しい腹痛、下痢、発熱、嘔吐などがあります。万が一、幼児や高齢者に感染した場合は重症化する可能性もあります。

お客さんから食中毒の疑いをかけられた場合に、従業員が全員菌の保持をしていなければ、店の潔白を証明できる可能性もありますので、お店側からしても検便をするのはメリットが大きいのです。そこで、店や自身が加害者になるのを避けるため、アルバイト先から検便を指示されたら必ず提出をしましょう。

はじめに問題が判明すれば、店側もシフトの調整など対処をしてくれます。また検便に異常がでないように、手洗いや家庭での調理、食事など私生活に気を使いましょう。

検便は定期的に実施する傾向にある

一度検便検査をして、食中毒菌を保有していないと判明しても、その後食中毒菌に感染する可能性は十分にあります。そのため定期的な検査をしたほうが安心ですので、飲食業などは定期的に検便を実施している店舗が多く、特に大手などは実施しています。

家庭内で気を付けていても、出先でマメに予防することは難しくなります。春~夏にかけてのシーズンは、湿度が高いため、細菌は活発になり、とくに注意が必要です。また、体質によっては感染しても無症状の場合もあるので、油断はできません。

知らず知らずのうちに長期間、細菌を周りに広げてしまう可能性もあり、感染を放置すれば従業員・お客さんともに集団食中毒になる可能性があります。そのようなことを防ぐために、定期的に検便は必要です。

[memo title=”検便は法的に義務?”]安全を守る検便ですが、法律で義務付けられているわけではありません。

しかし、検便するかどうかは、各自治体の保健所が判断しています。

よって自治体によって判断基準に差があるということで、曖昧な感じとなっていますが食中毒を発生させない為には重要な検査でしょう。[/memo]

コンビニは検便を実施しているのか?

それでは本題となりますがコンビニは検便をしているのでしょうか?食品の調理や販売を行うので、必須かにおもわれますが、実は検便を実施しているコンビニは殆どありません。ということは、コンビニのバイトで検便をすることはほぼないと思っておいても良いでしょう。

但し店舗によって対応は異なります。同じ系列のコンビニでも、オーナーごとの価値観で実施の有無が決まります。実際にコンビニでも検便を実施している店舗もありますので、もし検便をしているコンビニを避けたい場合は後述しますが、一度お店に聞くなどするといいでしょう。

コンビニが検便を実施していない店舗が多い理由として、これは勝手な憶測ですが食品を扱う、といっても加熱しているような揚げ物などが多いと思います。油で揚げると細菌などは死滅しますので、食中毒になるリスクもほとんどありません。

しかし、生ものを扱うのなら気を付けないといけないでしょう。コンビニの調理で生ものを扱うような食品は提供していませんので、検便を実施しているところが少ないと思われます。

検便をしなくてもいいコンビニの見分け方

コンビニのバイトの募集要項などを見ても検便について触れている求人はほとんどありません。では検便をしているお店かしていないお店か、どうやって見分けるのかですが、これはお店に聞くなどをしないと分かりません。面接の際に聞く、もしくは電話をかけて聞くなど方法があります。

また実際にそこでバイトをしている従業員の方に聞いてみる、という方法もあります。ちょっと勇気がいりますが「ココでバイトをしたいと考えていますが検便ってありますか?」など尋ねるのもいいかもしれません。ただ、ほとんどの場合で検便はありませんので、気にしない方がいいでしょう。

検便のある店の特徴

大手の飲食チェーン店はほとんど検便を実施します。1つの店舗で食中毒が起きた場合に、チェーン全体の印象が悪くなるからです。いざと言うときのために、危機管理をもっています。特に、飲食店は生食のメニューがある場合、注意深くなります。

逆に、個人経営の小さな飲食店は検便しないところが多いです。検便を保健所に依頼する場合に、一人あたり500円~1000円程度のコストがかかります。大手のように、なにか問題が起こっても、リスクが小さいので過敏になりすぎません。

「うちは、生ものが無いから大丈夫」と考えるオーナーも存在するでしょう。また、衛生管理をすることで、人手が必要です。そこまで人員の意識が回らないことも大いにあります。もしも、どうしても検便の提出に抵抗がある場合は、なるべく個人経営や小さ目なチェーン店でバイト探しをすると良いかもしれません。

コンビニバイトで検便があるって本当?のまとめ

コンビニのバイトにて、検便を指示された場合は、きちんと応じましょう。店舗とお客さんを守る使命として、責任があります。もしも、食中毒がおきた場合は、店舗はしばらく休業になります。そうなればバイトのシフトが入れなくなり、収入にも影響するでしょう。

そのため、検便をしない店舗よりも、する店舗のほうが安心して働けます。検便は誰しも抵抗がある作業です。しかし働く立場としては、きちんとした職場という信頼をもてます。ぜひ、苦手意識をなくし、コンビニをバイト候補にあげてみましょう。

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